名前のない感情を、抱えておく力

Luna SĀYA思想

うれしいのか、悲しいのか、わからない。怒っているような、寂しいような。名前のつかない感情に、人はとまどう。

今は、何でもすぐに言葉にすることが求められる。気持ちを整理し、明確にし、説明できることが、よしとされる。

だが、すべての感情に、すぐ名前をつけられるわけではない。

名前のつかないまま、ただ抱えておく。わからないものを、わからないまま、しばらく持っている。

その「保留する力」が、人には要る。

急いで名前をつけると、本当の感情を、ありふれた言葉に押し込めてしまうことがある。

わからなさに耐える。それは、自分の心を、丁寧に扱うということだ。

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