Luna SĀYA思想

壊さない愛、尊厳、魂について

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待つ、ということ

すぐに答えの出ることばかりが、増えた。調べれば、たいていのことは、その場でわかる。待たなくてよくなった分、人は、待つことが、下手になった。だが、人の心は、調べても、出てこない。相手が、自分の気持ちを、言葉にできるまで。子どもが、自分の力で、...
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誰かの「物語」を、奪わないということ

人は、それぞれの物語を生きている。同じ出来事でも、その人なりの意味づけがある。よかれと思って、人の物語に手を入れてしまうことがある。「そんなふうに考えるのはおかしい」「こう考えるべきだ」と。だが、それは相手の物語を、こちらの物語で上書きする...
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名前のない感情を、抱えておく力

うれしいのか、悲しいのか、わからない。怒っているような、寂しいような。名前のつかない感情に、人はとまどう。今は、何でもすぐに言葉にすることが求められる。気持ちを整理し、明確にし、説明できることが、よしとされる。だが、すべての感情に、すぐ名前...
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受け取る、という難しさ

与えることより、受け取ることのほうが、難しい人がいる。誰かに優しくされると、申し訳なくなる。助けられると、借りができた気がして、落ち着かない。だが、受け取れない人は、知らずに相手の「与えるよろこび」を、断ってしまっている。人は、与えることで...
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正しさが、人を遠ざけるとき

正しいことを言っているのに、なぜか人が離れていく。そういう経験を、持つ人がいる。正しさは、力を持つ。だが、力を持つものは、扱い方を誤ると人を傷つける。「あなたは間違っている」と正しさで指摘するとき、相手は理解よりも先に、身を守ろうとする。正...
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比べることを、やめられない私たちへ

人と比べてしまう。画面を開けば、誰かの幸せが目に入る。自分だけが、遅れている気がする。比べることを、やめなさい――そう言われても、簡単にはやめられない。比較は、人間の本能に近い。自分の位置を知ろうとする、自然な働きだ。問題は、比べること自体...
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「ありのまま」という言葉の、あやうさ

「ありのままでいい」という言葉が、人を救うことがある。だが、同じ言葉が、人を止めてしまうこともある。ありのままでいい――それが、無理に自分を偽らなくていい、という意味なら、美しい。だが、「だから変わらなくていい」「だから努力しなくていい」と...
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強さとは、傷つかないことではない

強い人になりたい、と多くの人が願う。だが、「強さ」とは何を指すのだろう。傷つかないこと。動じないこと。弱みを見せないこと。そう思われがちだ。だが、傷つかない人など、いない。傷つかないように見える人は、傷を隠すのが上手いだけかもしれない。本当...
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自由とは、何からの自由か

自由を求める声が、いつの時代にもある。だが、自由とは何だろう。多くの場合、自由は「縛られないこと」として語られる。誰にも従わず、何にも縛られず、好きに生きる。だが、何にも縛られない状態は、本当に自由だろうか。人は、何かを引き受けることで、は...
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沈黙が、伝えるもの

言葉にすることの大切さを、私は何度も書いてきた。だが、言葉が、すべてではない。沈黙にも、意味がある。何も言わずに、ただ隣にいる。言葉で解決しようとせず、相手の沈黙を、沈黙のまま受け止める。苦しんでいる人に、正しい言葉をかけることよりも、ただ...
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