画家研究

あなたがあなたであった。
その輪郭を、わたしは残したい。

画家の生涯を、生まれから順に辿り、その画家の生きた時間を辿る場所にしたいと思っています。

その人がどこで生まれ、誰に学び、何を見て、誰を描いたのか。わかっている事実を並べたうえで、なぜその一枚の前で足が止まったのかを書いています。

画家たちの人間を見つめる、その眼差しを研究していきたい。

印象派

柳と桜のあいだ、池に架かった橋の上で、麦わら帽子に白い髭の老いた画家が、黒髪の女性と向かい合って話している。奥に日本風のお堂。

モネ——死の直前まで、愛する人の命の光を残したかった人
ル・アーヴルの海のそばで育ち、生涯、光だけを追った画家。ジヴェルニーの庭は、自分で掘って自分で描いた。
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木漏れ日のなかの野外の踊り場。オレンジのドレスの若い女性がこちらを振り返り、奥では山高帽の男女が踊っている。奥の看板に MOULIN DE LA GALETTE。

ルノワール——人間に光を当てたいと願った人
リモージュに生まれ、十三歳から磁器に絵を付けた画家。笑っている人と、そこに降る光。
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アール・ヌーヴォー

アール・ヌーヴォー風の装飾と百合に囲まれ、薄紫のドレスの女性が、濃い色の飲みものの入ったグラスを持ってこちらを見ている。頭のうしろに弧。

アルフォンス・ミュシャ——人との出会いで、人生が動いた人
モラヴィアの生まれ。美術学校に落ちた人が、印刷所にたまたま居合わせた一日から、アール・ヌーヴォーの顔になった。
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金の衣に包まれた男女。男が女の頬に口づけている。女は目を閉じ、首を傾けている。二人は花の草地の端に膝をついている。

グスタフ・クリムト——愛情は素直に受け取っても良い
金の彫り師の子として生まれ、建物を飾る職人として訓練された画家。《接吻》の五年前に、すでに接吻を描いていた。
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エコール・ド・パリ

画架に向かう画家の背中と、彼が描いた女性たちの絵。手前には素描帳とパレットと筆。遠くの小道を、ひとりの女性が歩いている。

生きている時間を、描いた人 ——ジュール・パスキンのこと
ブルガリアに生まれ、パリで描いた画家。彼が描いた女性たちと、その時代のフランスの公娼制度のこと。
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日本画

年長の女性が筆を持ち、若い娘に絵を教えている。紺地の着物には月と星。背景の襖にも大きな月。手前には筆立てと絵具の皿、梅の枝を活けた花瓶。

上村松園——出雲という土地で——
京都に生まれ、生涯、女性ばかりを描いた画家。女性として初めて文化勲章を受けた人。出雲で出会った《待月》から辿る。
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夏の早朝、朝もやのかかる草むら。おさげ髪の少女が薄紫の着物でしゃがみ、足もとの桔梗のような紫の花に手をのばしている。

鏑木清方——男から見た女
東京の下町に生まれ、挿絵から出発した画家。明治の町にいた人を描いた。松園と並べて「東の清方、西の松園」と呼ばれた人である。
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ギャラリー

渦を巻くような光の抽象画。左は朱と橙、右は青と紫、中心が明るく白い。

画家研究 三岸夫妻考察
三岸好太郎と三岸節子。noteの記事を集めたコーナーです。
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