「ありのままでいい」という言葉が、人を救うことがある。だが、同じ言葉が、人を止めてしまうこともある。
ありのままでいい――それが、無理に自分を偽らなくていい、という意味なら、美しい。
だが、「だから変わらなくていい」「だから努力しなくていい」という意味にすり替わると、それは歩みを止める言い訳になる。
人は、ありのままの自分を受け入れながら、それでも変わっていける。
受容と、成長は、対立しない。
今の自分を否定せずに、それでも、なりたい自分へ歩いていく。
「ありのまま」は、立ち止まる場所ではなく、歩き出すための足場だ。

