月を見る。
それが習慣になったのは、いつからだろう。気がついたら、夜に空を見上げていた。月の形で、自分の状態を確認していた。
月は、満ちて、欠ける。その繰り返しの中に、何かがある。
女性の身体は、月と連動していると言われる。それが科学的に正確かどうかよりも——月のリズムが、女性的な在り方の象徴として機能してきたことの方が、私には深く響く。
満月は、開いている状態だ。エネルギーが外に向かい、感情が高まりやすく、人と深く繋がれる。
新月は、閉じている状態だ。内側に向かい、静かになり、次に向けて何かを手放す。
どちらも、正しい。どちらかが良くて、どちらかが悪いわけではない。
私が月を見るのは、今日の自分がどの状態にいるかを、判断せずに確認するためだ。
満ちているか、欠けているか。開いているか、閉じているか。
その確認が、自分を壊さずに生きるための、私なりの方法だ。

