草も木も

露は、大きな木にも、小さな雑草にも、同じように、降りる。

名のある花にだけ、降りるのでは、ない。

道ばたの、名も知らぬ草にも、朝は、まるい光を、置いていく。

めぐみは、選ばない。

「価値がある」と、人が決めたものにだけ、注がれるのではない。

すべての、いのちの上に、露は、平らに、降りる。

自分は取るに足らない、と思っている人の上にも、

朝の光は、ちゃんと、宿っている。

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